2021 ごみを今治から見る

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これかの海と人との関係 ~海のゴミから今治を見る~

日時令和4年3月26日(土) 13:00~15:00
場所みなと交流センター はーばりー1F みなとホール
定員48名
講師塩入 同(日本財団海洋事業部(香川事務所)シニア・オフィサー)
山崎 亮(Studio-L代表 関西学院大学建築学部教授 コミュニティデザイナー)

初めに、市内で海岸の清掃活動や環境学習などを通じて海の環境改善に取り組んでいる「ビーチクリーンしまなみ」の春木信二さんが活動報告をし、「大きな海ゴミを簡単に回収処分できる仕組みがあれば」と大新田海岸での清掃活動を通じて感じた思いなどを述べました。

続いて日本財団海洋事業部海洋環境チームのシニアオフィサーで香川事務所所長の塩入同さんが講演をおこない、瀬戸内海の海洋プラスチックごみの新規発生をゼロに近づけることを目標にしたプロジェクト「瀬戸内オーシャンズX」について説明しました。

プロジェクトは、瀬戸内海に面する広島、岡山、愛媛、香川の4県と「日本財団」がすすめているもので、塩入さんは「瀬戸内海のゴミ問題を解決できれば、太平洋、そして世界の問題に打って出るものと期待している。」と述べ、瀬戸内海へのごみの流入量7割削減と回収量1割増を訴えました。

パネルディスカッションでは、コミュニティデザイナーのスタジオエル代表山崎亮さんがオンラインで参加し、海の環境やゴミへの共通認識を築く上で、「人々のライフスタイルや価値観が、どう海につながっているかをリアルに感じられるものを、地道に展開していくことが大切では」と述べていました。